2012年2月20日月曜日

ツアー・オブ・オマーン

カタールのレースほど興味がなかったので、特にストリーミングを追うこともなく、結果だけチェックしてましたが…、なかなか熱い展開になったようですね。平坦コースでは、グライペルとキッテルのドイツ人2人がしのぎをけずる展開に。カヴェンディッシュやファラー、ボーネンといったカタールで結果を残してきたスプリンター組はおとなしめ(カヴは暑さにやられてたなんて話も耳にしたけど)。ロットはジルベールが抜けたことによって、完全にグライペルシフトになってますね。チームオーダーに中途半端さが無くなって、良いことなのではないだろうか、という気がしてる。去年まで圧倒的だったHTCトレインがなくなって、今年のスプリントはどういうふうになるのか楽しみにしてる点の一つなんだけど、案外HTCトレインの跡を継ぐのはスカイでもガーミンでもグリーンエッジでもなくてロットだったりしてね。

あとは、個人総合争いも終わってみれば1秒差という僅差の決着に。ベリトス弟は一昨年のブエルタで結果を出してから、オールラウンダーとして着実に実力を伸ばしてきた印象があるわりに、実はステージレースで総合優勝を果たしたのは今回が初めてだったらしい。ちょっと意外だったけど、去年まで属してたHTCコロンビアというチームがカヴのためのチームだったことを考えると、オールラウンダーとして結果を残すには厳しいチーム事情があったともいえるしね。今期、去年までオールラウンダー不在だったオメガファルマQSTというチームに移籍して、一気に花開くといいですな。チームメイトのマルティンやライプハイマーとの兼ね合いをどうしていくのかは気になるところだけど、楽しみが増えたことには違いないです。

オメガファルマQSTはこれで、サンルイス、カタールにオマーンと、ステージレースで3連勝。去年のことを思うとちょっとありえないくらいの好スタートを切ったことになるけど、この先もこの好調っぷりが続くといいなぁ…。せめて、北のクラシックシーズンまではこのまま失速することなく結果を出してほしいな。

1t4iのキッテルが2勝目をマーク Pベリトスがオマーン第3代覇者に輝く
キッテルがステージ2勝目、ヴェリトスが念願の総合優勝を果たす

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