ツールの前からいろいろと噂が流れていたHTCハイロードの時期スポンサー探しの件、結局はチームの解散という一番悲しい決着となってしまいました。ことの顛末は、このエントリーが一番わかりやすいのではないでしょうか。
HTC解散-ステイプルトンが最後まで交渉していた相手
HTCのトレインの美しさは、私がサイクルロードレースにはまり始めてから一番わかりやすいものだったし、有力選手が移籍で出ていってもそれ以上に選手補強がうまく回るチームマネジメントだったり、最近はカヴェンディッシュに代表されるゴール前スプリント以外の勝利なんかも増えてきたところで、来年はどんなチームになるのか楽しみにしてたんだけども…。本当に残念です。
サイクルロードレースは、他のメジャースポーツのように入場料による収入がない、だったり、放映料権の分配の仕組みも(おそらく)確立されていないという、言ってみればスポンサード以外の収入源がないというスポーツ事情があって、スポンサー名の露出に見合う成果がないとスポンサードする意義を見いだせないという難しい面があって、同一企業が長い期間にわたってスポンサーを続けることがめったにないという、チーム運営にはとても難しい一面があるわけですね。ここ数年、もっとも成功したチームの1つであるHTCハイロードのようなチームでも、チームを支えるだけの広告料を出せるスポンサーを見つけることができない、いや、HTCハイロードの場合はチームが成功しすぎて、豊富なタレントを支えるには必要な広告料も増えてしまったという事情もより話を難しくしたんだろうけど、今後も同じ道を歩むチームも当然出てくるだろうし、本当にどうにかいい枠組みができないものか、考えてしまいますね…。せっかく軌道に乗ったチームがこういう事情で分解してしまうのは、観てる方もつらいし、それが好きなチームであれば、下手すると競技への情熱までも失いかねない分、どうにかならないもんですかね。
誰がどのチームに移籍していくのかも当然気になるし、来期に向けた移籍話も一筋縄でいかないかもしれないな。マルティンはどのチームにいくんだろ。
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