2010年のツール終了後、ドーピング検査に引っかかっていたことが判明し、その後長いことうやむやになっていたコンタドール。昨夜、ようやくCASから裁決が出た。その結果、クロ判定となり、2年間の出場停止処分に相成りました。コンタドールのことは好きでもないけど、ロードレース界のトップレーサーがこういう形で退場になるのをきくと、やっぱり残念です。
CASがコンタドールに2年間の出場停止を言い渡す ツールのタイトル剥奪
どうやら出場停止扱いになる期間は、2011年1月25日~2012年8月5日になる模様(すでに暫定的な出場停止処分を5ヶ月と19日間受けているため)。この影響で、2010年のツール総合優勝と2011年ジロ総合優勝は剥奪されることに。
どちらの大会も、後のCAS裁決次第では勝利が剥奪されるかも、と言われてたけど、実際に剥奪されるとインパクトが大きいな。3年連続総合2位という、ある意味不名誉な記録を残してしまったシュレク弟も、これで晴れて(?)ツールの覇者に。本人の談話によると、「自身の力で勝ち取った結果ではない」的なことを言っているようだし、まぁその気持ちもわからなくはないけどな…。それよりもとても影が薄い気がするのは、去年のジロで繰り上がり優勝となるスカルポーニ。スカルポーニもこの可能性があることを考えて、全力で2位を獲りにいったんだろうけど、去年のジロはコンタドールの強さが圧倒的すぎて、2位以下の印象がほとんど残っていないという…。
こういう結末になる前に、とっとと出場停止処分を受けていれば、という気もするけど、過ぎたことを考えてもしかたないしね。レース復帰時期は年内とブランク期間は短いので、もし引退することなく現役続行となるのであれば、復帰後のレースで健在っぷりを存分に発揮して欲しいところ。
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