ツアー・オブ・カタールとっても面白かったのです。毎日21:00からはじまるストリーミングにて観戦してたんだけど、特に第3ステージと第4ステージの展開が熱かった!やっぱりロードレース観戦はライブに限るよなぁ…と改めて思いました。
第3ステージは、ちょうどストリーミングがはじまったあたりで横風区間に突入、エシュロンが形成されるところを目の当たりにできたのが嬉しかった。エシュロンで集団が分かれる展開って、これぞカタール!って感じがするよね。で、第1グループには、大会の優勝候補でもあるエースたちがしっかりと居残り、ゴール前スプリントで先にしかけたボーネンを余裕の手応えで差し切ったカヴェンディッシュがアルカンシェルを手にしてからの初勝利!
そして、もっとも盛り上がったのが第4ステージ。終盤、すでに小さくなっていた集団から、残り5キロのあたりでカンチェラーラがアタック!この鬼曳きによってあっという間に集団がバラバラに。カンチェラーラのアタックに即座に反応したアダム・ブライスと、その後ちょっとした差を追いかけるQST勢3人やフレチャなど数名が続く。この時点でボーネンと総合優勝を競っていたファラーが脱落(パンクだったらしい)、カンチェラーラについていたアダム・ブライスも脱落(こちらもパンクだったらしい)、そしてカンチェラーラに追いついた少人数の集団がそのままゴール前でスプリント。こうなると最も利があるのはボーネンで、総合優勝をぐっと引き寄せることになった価値ある大会2勝目をゲット。結局この時手に入れたタイム差をそのままキープしてボーネンが総合優勝を手にしました。
しかし、この第4ステージの終盤は、この後のクラシックレースを連想させる厳しいレース展開になりましたね。カンチェラーラのTTモードが発動すると、一気にテンションがあがります。アダム・ブライスが先頭交代を拒否したことで、カンチェラーラを追っていた他のメンバーが追いつきやすくなったという事実もあるけど、QST勢の仕上がりの良さも目についた。ボーネンの調子も良さそうなんだけど、他にもニコラス・マースとスティーグマンスの働きぶりも素晴らしかった。ニコラス・マースは去年もこのレースで結果を出してたはずで、北のクラシックでも戦力になる予定だったんだけど、残念ながらパリ〜ニースで落車負傷のため春先のビッグレースを棒に振ってしまったのがもったいなかった。今年は順調にいってほしいですね。
シーズン序盤ということで、まだまだコンディション調整の目的という選手も多いレースだったとは思うけど、盛り上がるところはしっかりと盛り上がって、見てて面白いレースだった。ASO主催ということもあって、レースの実況映像も綺麗だったしね。贅沢を言うなら、できればJスポで日本語解説付きでみたいレースの一つだったりもするわけだけども…。Jスポさん、そろそろこのレースもライブ中継対象にしちゃいましょーよw
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